こんにちは。阿部写真館スタッフ渡部です。
気候が落ち着いてくると、
結婚式への招待が増えるといわれています。
地元を離れた土地で新しい生活をしていると、
恋愛や結婚に関しても、その土地でというケースがほとんどですよね。
徳島県における人口移動のデータを見ると、
転出先として多いのが、東京、大阪、兵庫、香川で、
転入先として多いのが、高知、愛媛となっています。
結納を行うか行わないかを含め、
結婚式を挙げるか挙げないかも選ぶ時代となってきていますが、
土地に根づいたしきたりにはどのようなものがあるのか
気になったので調べてみました。
○徳島県
結納は、関西式が主流です。
花婿から花嫁側へ、結納を納めます。
結納品は、帯地料、柳樽料、松魚料、末広、長熨斗の5品が基本となります。
東讃地方は、基本の5品に高砂人形と結美和を加えます。
西讃地方は、5品に高砂人形、結美和、子生婦、寿留女を加えます。
結婚式においては、「初歩き」を行うことが伝統として残っています。
これは、婚礼の日の朝に、花嫁が白無垢姿で
花婿の家の勝手口から入ることにはじまります。
家に入ったら仏壇と花婿の両親に挨拶を行い、
色打ち掛けに着替えた後、
ご近所に挨拶回りを行いながらお土産を渡すのだそうです。
この時配るお土産は、花嫁菓子と決まっているそうです。
花嫁菓子は「ふ焼き」と呼ばれる薄くて甘いおせんべいです。
○愛媛県
結納時に、足袋と履物を贈る習慣があるようです。
結納時のお土産は用意しないそうです。
引き出物に「おいり」と呼ばれる、
カラフルなあられを添えることが多いようです。
○高知県
結納の前に、結納の日取りを決める儀式を行う伝統があります。
この儀式を、「かため」といいます。
結納の品数は、7もしくは9品が一般的なようです。
結納の品としての勝男武士(鰹節)には、特に良い品を選びます。
挙式におけるしきたりはないようですが、
とにかくお酒が振る舞われることで有名なようです。
○香川県
結納は、関西式が主流となっており、
仲人夫婦だけで行うことが多かったようです。
結納の品数は、9品が一般的です。
披露宴では「とり魚(とりさかな)」と呼ばれる
「鯛そうめん」の舟盛りを、
大きく振りながら会場内部を練り歩くセレモニーが行われます。
四国内でも、行うことは異なるようですね。
県外からのゲストが多い場合は、
他県のセレモニーを取り入れるのも演出の一つだと思います。
地元のしきたりにこだわる方がいる場合も含めて、
セレモニーを選ぶ際は、ご両親にも相談すると良いかもしれませんね。
感動的な演出を企画したら、
プロのカメラマンに撮影を依頼してみませんか?
阿部写真館では、式場へのカメラマン出張や、
写真だけの結婚式プランを提供しています。
徳島店では、実際の挙式が行えるプランもあり、
好評をいただいています。
「しきたり」をなぞらえた
シチュエーションフォトも撮影できますので、
衣装見学のご予約を含めて、まずはご相談ください。