こんにちは。
つい先日「バージンロード」が
和製英語だということをはじめて知りました。
和製英語って、教えてもらわないと
気づかないものも多いのですね。
実際の英語ではWedding aisleといい、
通路上に敷かれる布やカーペットのことを
aisle runner(アイルランナー)といいます。
試しに英語で画像検索をしてみると、
日本のバージンロードとは違う光景がヒットしました。
日本のバージンロードでは、白い床や赤い布……
いわゆるレッドカーペットが敷かれている
教会の写真がヒットします。
海外では、ガーデンウエディングの写真が
たくさんヒットします。
ちなみに、アイルランナーに白い布や白い床が用いられていることには
ちゃんとした理由があります。
欧米に残る言い伝えにおいて、
教会の床下には悪魔が棲んでいるとされてきました。
そこへ白い布を敷くことで、
悪魔から、上を歩く人間を守るのだそうです。
赤いカーペットではダメなの?
と、思いきや、そうではなく……
赤い色にも邪気を払う
強力なパワーが宿っているとされています。
英語圏でのガーデン式アイルランナーには、
花弁がぎっしりと敷き詰められているものもあれば、
上を歩くのがもったいないくらい
綺麗な模様が描かれているものもあります。
花が用いられるのは、華やかさのためだけではありません。
白や赤い色と同様、花が持つ強い芳香は、
同様に邪気を払うものとされているのです。
最近ではこのアイルランナーを、
独自のものにされるカップルが増えてきているのだそうです。
なかでも、二人のヒストリーを
写真つきでプリントするものが多いようです。
写真を踏むなんて、と思われる方は、
文字だけでも華やかになりますので、
一度検討されてみてはいかがでしょうか。
使用する生地でお勧めなのは、
パンチカーペットとターポリンです。
パンチカーペットは、オフィスや展示会場などでも
用いられている素材で、カラーだけでなく、
厚みもバリエーションが豊富です。
カーペット素材なので、式場で使った後は、
さらに小さくカットして普段使い用にすることもできます。
手書きやステンシル、
素材によってはアイロンプリントで文字や写真を
乗せていきますので、製作時間がかかることだけが難点です。
ターポリンで作られた場合は、
他に使いまわせる用途はないかもしれませんが、
屋外でのウエディングにも安心して使える強度が強みです。
自作するというよりは、
印刷業者を探して手配することになりますので、
価格や自由度の高さをよく検討する必要があります。
仕上がったオリジナルのアイルランナーは、
ゲストの注目を集めることでしょう。
すでに挙式をされた方でも、
もう一度写真を撮り直したいと
フォトウエディングを利用される方は大勢いらっしゃいます。
皆様の幸せな笑顔を写真に収める機会が訪れる日を、
心よりお待ちしています。