立秋を過ぎ、暦の上では秋となりましたが
まだまだ暑い日が続いています。
皆さん、夏バテなど体調を崩していませんか。
今年の夏は、暑さが厳しいせいか?トシのせいか?
時間が取れる日はついついお昼寝をしてしまう
WEB担当髙橋です。
最近は、ナシ婚が多くなっている、流行っていると聞きますが、
ある統計では、徳島県の結婚するカップルの約8割が
結婚式・披露宴・食事会など、
結婚の区切りとなるイベントを行なっているそうです。
結婚というと、結婚式とそれに続く披露宴・パーティーや食事会が
思い浮かびますが、その前にも大切なイベントが。
わかりますよね?
「結納」です。
結納は男性側が女性側の両親に対して
『妻となるべき方を今まで育てていただき、ありがとうございます』
という感謝の気持を伝える儀式のこと。
その歴史は室町時代とも言われ、結婚式よりもはるかに長い歴史を持っているそうです。
こんなに古くからある儀式だなんて、びっくりです。
本当に由緒のあるものなんですね。
結納なんて堅苦しい、とそれだけの理由で敬遠すると、
昔から大事にされてきた儀式だけに、
後々トラブルの原因にもなりかねないので注意が必要かも。
具体的には、新郎側が新婦側に結納品を納め、
新婦側はこれに対して答礼。
その後食事会という流れが一般的。
「結納」は、花嫁の両親にとって
『嫁いでしまう娘のためにしてあげられる数少ないこと』のひとつ。
新郎にとってはこれから始まる両家の関係を
円滑にする絶好の場でもありますね。
地域にもよりますが、
昔に比べて、だんだん親族の集まる機会が少なくなっている
ご家族が増えてきています。
よっぽど社交的なご両親・ご家族じゃないと
お互いのパートナーの家族がそろって、
交流する機会は少ないと思うので、
そういう意味でも、こういう儀式は大切にしたいですね。
結納って言葉は知っているけど、具体的にはどんな風にするの?
と、思う人もいますよね。
近年では、仲人を立てる事が少なくなってきたので、
新郎側が花嫁の自宅を訪れ、
両家のみで結納を進行する「集合型」のスタイルが多いようです。
場所も本来は花嫁の実家ですが、
スペースの問題や料理等の準備が省けるという利点から、
近年ではホテルや料亭の一室を借りて執り行うケースも。
いつ行うかと言うと、
挙式の6~3ヶ月前がいいようです。
日取りは暦(六輝)の上で吉日が良いとされ、
「祝い事は明るいうちに」という理由から
午前中に執り行われるケースが多いらしいですが、
もちろん午後の場合もあります。
私も料亭の一室で両家のみで結納をしました。
午前中に行って、引き続き昼食会。
今のところ、あんなに立派な料亭でお食事をしたのは、
あの1回キリです。
ダンナとお互いに緊張して、結納品の受け渡しをしました。
ものすごく良い思い出になっています。
結納の品としては、関西式が主流で
帯地料、柳樽料、松魚料に末広と長熨斗を加えた5品が基本。
東讃地方ではこれに高砂人形・結美和を加えた7品。
西讃地方ではさらに子生婦・寿留女を追加した9品。
とするケースが多いようです。
結納金の金額は50-100万円程度
と全国的にみても平均ラインだそうですよ。
ちなみに徳島県内では、
目立って特別な事をしたり、
品物を用意するような地域はないようですが、
各ご家庭ごとの考え方の違いはありますよね。
結納は、両家のお付き合いの始まりです。
面倒がらずに、連絡を取り合って、
必要に応じて相談して、
どのようなスタイルで結納の儀を行なうのかを
決めてくださいね。
ちなみに基本的なルールとしては、
挨拶に訪れる男性側の方式に合わせるのが一般的だそうです。
やっぱり、スタートは肝心です。
結婚するお二人が仲の良い事が、
一番大切ですが、
両家の仲が良好だと、
お二人の幸せが倍増すること間違いなしだと思います。