着物の柄は華やかで美しいものですね。
着物そのものがおごそかで気品があるのに、
そこに施された柄が見事なので、
さらに美しさが引き立ちます。
特に結婚式に着る婚礼衣装には、
おめでたい柄が
あしらわれることが多いものです。
では、着物の柄には
どんな意味があるのでしょうか。
婚礼衣装に施される柄は
吉祥文様といって、
縁起がいいとされています。
中でも代表的なものに
鶴を描いた柄があります。
鶴は同じ相手と
一生添い遂げる習性があるため、
婚礼衣装に鶴が描かれる場合は、
必ず2羽以上描かれる決まりだそうです。
ちょっと余談ですが、
仲のいい夫婦のことを
おしどり夫婦なんていいますが、
おしどりは毎年交尾する相手が変わります。
だから、本当はおしどり夫婦なんて言葉は
あまりふさわしくないんですよね。
さて、柄の話に戻りましょう。
鶴以外にもめでたいとされる柄があります。
熨斗(のし)を束ねた
デザインの束ね熨斗も、
両家をたばねるという
語呂合わせから
縁起のいい柄と言われています。
また、夫婦の仲の良さを表すものとして
貝桶(かいおけ)という柄もあります。
貝桶とは貝合わせの容器のことで、
貝合わせも二枚貝でピッタリ合う貝は
1枚しかないことから、
仲のいい夫婦になぞらえたものです。
また、花車という柄もありますが、
これは多くの幸せを運んでくるようにとの
想いが込められています。
さらに、桜の柄には
新しいスタートや
実りの意味があるようです。
ちなみに、女性が着る衣装の柄は
左側に多く入っているのですが、
これは女性の右側に立つ男性を立て
る意味があるということです。
このように、婚礼衣装の柄には
それぞれ深い意味があったんですね。
ちなみに、
婚礼衣装をきれいに着こなすには、
どんな基準で柄を選ぶといいのでしょうか。
これにはポイントがあって、
体が大きい人は大きめの柄を、
小柄な人は小さめの柄を選ぶと
バランスがよくなります。
それにしても、
婚礼衣装の柄に
こんな深い意味があったなんて・・・
柄の意味を知って婚礼衣装を着ると、
気持ちも豊かになりますよね。
ところで、深い意味があるというと、
結婚指輪もそうなんです。
男女が結婚の証しとして
結婚指輪を交換するようになったのは、
古代ローマ時代といわれています。
そして、それが一般に定着したのは
11世紀頃のことでした。
一説によると、
スペインの王とイギリスの王女の結婚式に
用いられたかまぼこ型の指輪が
現在の結婚指輪の原型となっているようです。
結婚指輪を左手の薬指にはめるのは、
この指の血管が直接心臓とつながっている
という言い伝えが、
古代エジプトにあるからなのです。
左手の薬指が
心臓につながっているというのは、
東洋医学でも言われているようです。
要するに、経絡の流れが
つながっているのだそうです。
ちなみに、
婚約指輪は給料の3カ月分というのが
定着していますが、
結婚指輪はそんなに高くはなく、
1人分でだいたい10万円くらいです。
結婚指輪はデザインが気に入っても
サイズの直しが必要だったり、
リングの内側にイニシャルを
彫ったりするので、
受け取るまでに
3週間くらいかかります。
もちろん、オーダー品だと
もっとかかってしまいます。
結婚式を挙げず、
徳島阿部写真館で
ウェディングフォトだけを撮る
カップルも、指輪選びには
こだわる場合があるようです。
自分たちだけのオリジナルの指輪が
欲しい人は案外多いのかもしれませんね。
☆爽やかな風に吹かれながら和装フォトウェディングがこの時期可能です☆