普通に結婚式を挙げると、
なかなか煩わしいことも多いようです。
ふたりの結婚だから、
そんな煩わしさを避けたい、ということが
写真だけの結婚式を挙げる人が
増えている理由の一つでしょうか。
普通に結婚式を挙げる場合の
厄介な問題のひとつに、
「誰を呼んで誰を呼ばないか」
というのがあります。
これは、会社の同僚を呼ぶ場合も
どこで線引きをするかが重要と
なりますが、どちらかと言うと
親戚のほうがもっと厄介です。
というのは、会社の同僚と違って、
親戚はこの先もずっと付き合いが
続く間柄だからです。
会社の同僚なら、呼ぶ呼ばないで
気まずいことになったとしても、
同僚か自分が会社を辞める場合もあるし、
辞めなくてもどちらかが
異動になることもあります。
しかし、親戚の場合はそうはいきません。
これに加えて、どこの家にも
必ずと言っていいほど
気難しい親戚がいるものです。
そういう親戚を呼ぶのは気乗りがしないし、
できれば呼びたくないのが本音でしょう。
かといって、呼ばないわけにもいかない、
というのが親戚づきあいかもしれませんね。
また、親戚の中には仲が悪くて
絶対に顔を合わせたくないという人が
いる場合も少なくありません。
顔を合わせたくないのは
向こうも同じですから
本当は出席したくないのに、
「招待したのに来なかった」
と言われたくないために渋々出席します。
かといって、招待しないと
「招待がなかった」と言われるのが
わかっているため、
招待しないわけにはいきません。
それでは誰も幸せで
嬉しい気分になれませんね。
こういう煩わしさを避けたくて、
海外で挙式したりフォトウェディングを
挙げる人が多くなっているのかもしれません。
少し前から海外挙式がブームになり、
写真だけの結婚式も増えてきましたが、
その裏にはこういった事情もあるようです。
ところで、海外挙式や写真だけの
結婚式を挙げる場合は、
ちょっと気をつけたいことがあります。
それは、結婚報告を忘れないということです。
普通に結婚式を挙げる場合は、
親戚も会社関係者も招待しますから、
披露宴に来てもらったことで
「報告済」とみなすこともできます。
もちろん会社の人事部への結婚報告は
手続き通りに行う必要がありますが、
会社の人に個別に結婚報告は
しなくてもかまいません。
しかし、海外挙式や
2人だけの結婚式を挙げる場合は、
会社関係者は招待しないのが普通ですから、
会社の上司や同僚などに
個別に結婚報告が必要となります。
といっても、結婚することは
会社でも話題になるでしょうから、
別に報告しなくてもほとんどの場合
みんな知っているわけですが、
だからといって報告しなくてもいい
ということはありません。
この場合は、「このたび結婚しました」と、
個別に伝えることが大切です。
最近ではプライベートや会社の連絡に
メールやLINEを使うケースが増えて
いますが、結婚報告にメールやLINEを
使うのはちょっと考えものです。
大切な要件ですから直接会って伝えるか、
普段会う機会がなければ
電話やハガキなどで
伝えるほうがいいでしょう。
